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パワートレイン系部品

エンジンやギアボックスなどのパワートレイン系部品には、ボルト締結された接触面が多数あります。これらのパーツ間の非線形相互作用は、負荷がかかった際の応力や振動挙動に影響します。

トランスファーケースの例では、ハウジングを組み付けた状態でのフランジにかかる応力の分布を示しています。ハウジングを弾性体としてパワートレインの動的シミュレーションを行い、時間依存の応力や接触応力を評価することができます。これらの結果に基づいて、ハウジングの耐久性や締めつけの評価できます。

クランクシャフトにボルト付けされたトーションダンパには大きな動的負荷がかかります。ピーク負荷で接触面圧が低下する領域では、フレッティング腐食が生じる可能性があります。この例では、MAMBAを用いてクランクシャフトと粘性ダンパーの接触面を考慮し、全開 Run-up シミュレーションを行いました。得られた結果を基に摩耗パターンの領域における接触面圧が低下する臨界速度を算出しました。

特徴

  • ボルト締結されたハウジングの締めつけ解析
  • 動的負荷によるフレッティング腐食の評価
  • 共振による影響を考慮した全速度域の評価